OPCEL資格取得について
OPCELという、OpenStack技術者の認定試験があります。
現在行われている試験はバージョン2ですが、自分はOpenStackのバージョンであるKiroをベースとしたバージョン1の頃に受験をし、合格したので、その体験記を記します。
公式ページで紹介されている教材が2つありますが、両方とも購入して読んでみましたが、一方は初心者のための入門編で幅広く、浅く学習を目的としたもの、もう一方は問題集的なものですが、あまり実際の試験とはかけ離れている感じです。
私は仕事でOpenStackのインストール、運用、利用を一通り経験、そして、お客様のシステムとして提供もしてきました。
上記の目線からどのような勉強が必要かを考えてみると以下のようなことが必要であると思います。
- 試験の対象バージョンでシラバスで示されたコンポーネントの役割を理解しておくこと
- 何度か実際に手動でインストールを行ってみてコンポーネント間の関係の理解、そして、コンポーネントの役割の理解を深めること(インストール自体はVirtualBoxなどを使って、身近なPCでもできますのでチャレンジしてみてください)(手動インストールの手順はOpenStackコミュニティのInstallation Guidesにならってみるのが近道です)
- インストール後には、実際に操作を行い、運用としてどのようなことが必要なのか•できるのか、利用者側の視点に立った時、どのようなことが必要なのか•できるのかを実際に試してみること(これらについては、OpenStackコミュニティで公開されているドキュメント(Administrator GuidesやUser Guidesなどを読み込んで、実際に動かしてみるのが良いでしょう))
私の経験では、これらを実際に行い、熟知することで、8から9割程度は正解できると思います。時折、すごい隙間をついたような問題が出ますが、そこらへんは適当に回答すれば良いかと思います。
バージョン1の時の体験談ではありますが、これから受験してみる方の参考になればと思います。