大人の発達障害
私は2年ほど前に発達障害のうち、ASD(自閉スペクトラム症)と診断されました。
きっかけは妻から、「あなた、アスペルガーかもしれない」と言われ、会社の嘱託医に相談から始まった。
その後、その嘱託医が行なっている精神科の診療所で診てもらったところ、ASDであることが判明した。
その頃、若干二次障害のうつ病を発症していたことから、軽症のうつ病や睡眠障害などの患者を扱う入院施設へ2ヶ月ほど入院しました。
その入院施設でも先生に診てもらったり、カウンセラーの先生に発達障害の診断をしてもらったりしました。
ここの入院施設では、いろいろなイベントや勉強会などの取り組みもしてくれていて、この間、仕事のことは忘れて、自分のことをいろいろ考えたり、カウンセラーの先生に勧められた本を電子書籍で取り寄せ、読んだりと、ゆっくりした時間を過ごすことができた。
発達障害ということが判明して、一つ安心したことがあった。
会社の昇進試験が意見交換会という形式の討論会で、私は発言をすることがなかなか出来ず、これまで4回もチャンスをもらったのに、結果受かることができなかった。
これはASDの特性としてあるコミュニケーションが苦手ということが起因していることが、ほぼ原因として考えられる。
普段の仕事ではあまりコミュニケーションについて影響はないものの、緊張して、かつ初対面の人たちと討論会を行うという場で、ASDの特性が出てしまったと考えられる。
今後も折を見て、私のASDの特性について触れてゆきたいと思います。
ただし、気を付けていただきたいのは、同じASDでも特徴の出方が人それぞれであるということを認識しておいていただきたいと思います。